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  相変わらずの強風の中、ヘンリはエルフの方へと進んでいく。その距離はおよそ100メートルなのだが、この強風のせいで土が舞い上がり視界がかなり悪い。
 ヘンリは土が目に入らないように腕で目を覆うようにし、目を細めて、エルフをみうしわないようにしながら近づいていく。
 と、次の瞬間なんとか気力で耐えていたエルフはとうとう力尽きたのか風が止むと同時に崩れるようにして地面に倒れた。
 「おい、大丈夫か!」
 ヘンリがエルフのところまでたどり着くとそのエルフは顔を真赤にし、汗を流しながら大きく胸を上下させて苦しそうに息をしていた。
 (こいつ熱があるのか?)
 ヘンリはエルフの額に自分の額を押し付けてみるとかなりの熱を出していた。
 (これは、やばいかも・・・)
 このままでは大事になると判断したヘンリはとりあえずエルフを背負うとライアの元へと急ぎ足で進みだした。
 「しっかりしろ!もう少ししたら治療ができるところにいけるからな!」
 ヘンリが呼びかけるとエルフは薄目を開けて、
 「あなたは・・・だれ?」
 と、弱々しく問いかけてきた。
 それを効いたヘンリは意識があることにほっとして。
 「なんとか、意識があるみたいだな、もう少しがんばれ!」
 そういうと、エルフは小さく頷いて、また力なくヘンリの背中にもたれかかった。
 

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ども、某工業高校に通う学生です。
このブログでは小説とかいろいろなことをグダグダと書いて行こうと思います。よければコメントとかして下さい。
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