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 活気のある街、市場のあちこちでは客を呼び込む大きな威勢のいい声が聞こえる。
太陽は高く頭の上にあり 、夏の暑い日差しを照りつけている。そんな市場を、一人の少年が人にぶつからないように気をつけながら全力疾走している。
「よっしゃ!今日はいよいよずっとほしかったあの部品が変えるぞ!何ヵ月もため込んだこづかいだ、落とさないように気をつけないとな。」
どうやらよほどうれしいようで、その表情はキラキラと輝いている。
そして、少年は市場の一本裏通りに入ると、そこを突き進む。すると路地の突き当たりに一軒の古い店がある。完全木造で、雨風に打たれて外壁の板は黒ずんで朽ちかけている。扉は、幾分新しいようで、ガラス窓が付いており取っ手の部分には『営業中』と書かれた看板がぶら下げられている。
少年は、その扉を思いっきり引っ張って開けると、中に駆け込み叫ぶ。
「おやっさん!!例の部品をおくれ!やっと金がそろったよ。」
すると、カウンターに腰を掛けて新聞を読んでいた老人はゆっくりと立ち上がると、
「ああ、おまえさんか、そうかそれはよかった。ちょっと待ってくれ出してくるから。」
というと店の奥の方に入って行った。
「これでやっと、アレが作れる。」
少年は、もう嬉しすぎて心ここにあらずといった様子で店の中を行ったり来たりしている。しばらくして店の奥から何やら細長い大きな箱を持って老人が戻ってきた。
「はいよ、これだね、ええと、25フェリーだ。」
「んと、25フェリーだね。はい、この中にそれだけあると思うよ確認して。」
そう言うと少年は羊の皮でできた袋を老人に渡す。その中には、金貨が入っている。
それを受け取った老人は中身を一枚ずつ取り出して、全部で25枚あることを確認すると、
「ん、確かにお題は頂いたよ。壊さないように気をつけて帰るんだよ。」
といった。それから少年は、
「おう!わかってるよラファエロおじさん。じゃあ、また」
と、ラファエロと呼ばれた老人に言うと勢いよく外に飛び出す。その時ラファエロは、
「ああ、また。ヘンリ。」
と言った。
ヘンリは、勢いよく外に飛び出すと来た時と逆に店の左側の通路を走った。しばらくして右に曲がってみて、急にこけそうになりながらもなんとかとまる。その顔は唖然としていた。それは目の前の光景が信じられなかったからである。さて、彼の前には・・・
「なんで、こんなところに女の子が倒れてるんだ・・・!?」
一人の少女が壁に寄り添うようにして倒れていた。 

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無題
あれ、登場人物の名前が最近聞いたことあるぞ?
確か、世……おっと、誰かきたようだ
パチ 2009/10/13(Tue)15:46:57 編集
無台
暇だから拝見 風邪引いたかも 辛い
モノハ 2009/10/24(Sat)15:53:42 編集
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芳野友昭
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誕生日:
1993/05/28
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高校生
趣味:
執筆、ゲーム、プログラミング
自己紹介:
ども、某工業高校に通う学生です。
このブログでは小説とかいろいろなことをグダグダと書いて行こうと思います。よければコメントとかして下さい。
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